バレー選手の内側靭帯断裂・前十字靭帯損傷が、10週間目で競技復帰!
こんにちは!本院の牧瀬です。
本日は、スポーツの急性期に対する怪我の治療についての報告です。
右膝関節 内側靭帯断裂・前十字靭帯損傷 (MCL断裂・ACL損傷)
女性 10代 種目:バレーボール
当初、足首の捻挫で通院されていたのですが、練習の際に膝を内側に捻り受傷。
痛みと腫れがなかなか改善しないため、1週間後にMRIにて画像検査し、
内側靭帯断裂 前十字靭帯損傷の診断をされました。
治療は、初期は膝の痛みの緩和と、組織の回復を早めるためにも、固定を大事にし、
膝の両側に厚紙を入れ固定。
約1か月間かけ固定を徐々に軽くしていき、膝の曲がり具合を再評価しました。
この時点で、膝と踵の間にはこぶし4個分の制限が存在しました。
靭帯の不安定感は、ほぼみられなかった為ここからは、可動域訓練の開始。
リハビリのメインは『パテラセッティング』を選択しました。(自宅でも、手軽にできるため)
自分のこぶしで、可動域を確認しつつ、自宅でもリハビリメニューを実施してもらいました。
約2週間後には、膝の可動域は、こぶし1個分に。
このころから、競技復帰の日にちを明確に決め、復帰に向けさらなるリハビリを。
電気治療器のEMSを上手く利用しつつ、四頭筋の筋力強化も行いました。
そして、見事復帰予定の日にちには、コートに立つことができました。
受傷してから約10週間目にしてコートに戻ることができ、
目標の大会にも間に合わせることができました。
その後は、前十字靭帯の不安定感や怖さが出現してきたため、症状に合わせたテーピングを指導。
徐々に来院頻度を減らしながら、完全復活となりました。
当院では、怪我の症状や状態を随時評価し、状態に合わせてその都度、
治療内容
(固定・電療・手技療法・リハビリメニュー・テーピング指導)
を考え、早期回復、早期復帰に向けてサポートしていきます。
※写真は参考画像です。実際の患者様本人ではありません。
11時56分