関節のしまりとゆるみについて
2021年03月30日
関節の”しまり”と”ゆるみ”について
関節(滑膜関節)は2つの骨の間に関節包と呼ばれる袋があり
その多くは、損傷を防ぐ為に動作を制限している周囲の靭帯によって
支えられ強化されています。
その靭帯とは関節が動いても脱臼しないように繋ぎ止めている組織で
多少の伸縮性があります。
外力が加わるとわずかに伸びますがその伸びよりも強い力が加わると
切れてしまいます(捻挫・靭帯損傷)
その靭帯や関節包がある関節には「関節の遊び」があります。
では、関節の”しまり”と”ゆるみ”とは
靭帯の伸び方と関節(骨と骨)のくっつき方の事で
関節が”しまる”状態とは、
靭帯が最大に伸びていて骨と骨(軟骨)が、互いに圧着していて動揺性が最小になる位置
関節としては安定するが余分な動き、関節の遊びがない状態
逆に関節が”ゆるみ”の状態とは
靭帯が緩んでいて関節が安定せず、関節が動揺する位置
という状態のことを指します。
関節が”しまり”の位置で衝撃を受けると、関節付近で骨折が生じやすく
”ゆるみ”の位置では靭帯損傷が起こりやすくなります。
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