手首の痛み(TFCC損傷)
手首の痛み(TFCC損傷)
TFCC損傷のことを、三角線維軟骨複合体損傷とも言います。
手首を捻る、手首を小指側に曲げると痛みが走るなどの症状があり、
手首を捻挫した時と非常に似通った症状である為、捻挫だと思って
しまう人も多いのが現状です。
TFCC損傷という言葉も、馴染みがないため、捻挫と勘違いしてしまう人が多いのも現状です。しかし、TFCC損傷は、捻挫とは違います。手首の小指の下の方に、三角骨、月状骨、尺骨という骨があり、
その間をTFCCと呼び、関節円板と靱帯、腱鞘で形成されています。
TFCCは、膝の半月板のように、手首への衝撃を和らげるクッションのような役割をしています。
これらの軟部組織を損傷している状態が、TFCC損傷です。
捻挫と同じく、転んだ、スポーツで痛めたという、手首に無理な負担がかかったときに起こる損傷ですその他に、加齢によって生じる場合もあります。原因となるような動作を行うと、患部が痛んだり、物が挟まっているように感じられたりします。
急性のケガで発生した場合には、痛みだけでなく、患部の腫れも伴います。
以上のような症状のため、日常生活において、コップを持つたり、ドアのノブを回したりする動作ができなくなることもあります。
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