肩の痛み 腱板損傷
腱板損傷
肩関節とは筋肉に関節の安定を依存しています。
特に関与している筋肉、
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋が
肩甲骨から上腕骨に付いています。
この4つの筋肉が回旋筋腱板(ローテーターカフ)といい、
上腕骨を肩甲骨に引き付ける役割をしています。
腱板損傷とはこの4つの筋肉を単独、または複数で損傷し、
一番損傷しやすいのは棘上筋です。
棘上筋とは体表上、外力を受けやすく
普通に肩を下げている状態でもストレスがかかってしまいます。
肩を横に開いた状態で手を衝いたり、
直接外力を受けたりして発生することが多く
野球の繰り返しの投球動作でも痛めることもあります。
肩を横に広げた角度(60°~120°)の間で痛みを感じたり
直接の圧痛、夜間痛も出てきて、肩の様々な動きも制限されます。
前述で述べた通り、肩関節は筋肉で安定を保っているので
損傷すると肩の求心力が低下し、コクッといった肩関節の
不安定さも出てくることが多いです。
筋肉が無いと肩関節は支えきれない